BCP対策にも!災害時に頼りになるアプリは?

災害時にスマホに入れておくと便利なアプリまとめ

BCP対策にも!災害時に頼りになるアプリは?

日本は世界的にも地震や台風、豪雨などの自然災害が多い国です。特に地震や火災は事前に予測して避難することが難しく、いつ自分が巻き込まれてしまうか分かりません。災害時にも慌てず落ち着いて対処できるよう、非常用アイテムの準備と合わせて災害時に役立つ防災対策アプリのインストールをしておきましょう。

ここでは、災害時など「もしも」のときに活躍する便利なおすすめ防災対策アプリを7つご紹介

ケガの応急手当や避難場所の案内など様々な情報が確認できるアプリや、家族や職場の仲間同士で連絡を取り合えるアプリまで幅広いアプリをまとめました。

災害時に入れておくと役に立つアプリとは?

災害時に入れておくと役に立つアプリとは?
地震や豪雨などの災害時に焦らずに適切な対処をするためには、日頃から準備・意識することが大切です。どのように連絡を取り合うのか、どの避難所へ移動するのかなどを家族間できちんと共有しておきましょう。特に高齢の方など、アプリの利用に慣れていない方は練習が必要です。

今回は災害時に活用できるアプリを以下の4つの項目に分けてご紹介します。

  1. 災害時の情報をいち早く確認できるアプリ
  2. 家族や友人の無事を確認するアプリ
  3. 応急処置の方法を確認するアプリ
  4. 災害時の企業防災に役立つトランシーバーアプリ

個人での防災対策はもちろんですが、企業や団体などもきちんと防災対策を行うことが求められます。
日頃から情報共有などのコミュニケーションをとっておくことで、いざという時にもスムーズに連携でき、所属している仲間の安全につながります。

災害時の情報をいち早く確認できるアプリ

災害が発生した際は被害状況や今後の予測などが気になりますよね。テレビやラジオから情報を手に入れることが難しい場合もあるので、スマートフォンからいち早く情報をチェックできるようにしておくことがおすすめ。速報は通知設定をオンにするなど、ロック画面からでも最低限の情報が読み取れるようにすると良いでしょう。

Yahoo!防災速報

「Yahoo!防災速報」は、緊急地震速報や豪雨予報などを素早く知らせてくれるアプリです。現在地はもちろん、最大3か所まで地点登録ができるので、離れて生活する家族がいる方や出張などで移動が多い方におすすめです。避難情報や津波予報、土砂災害や河川洪水予報など様々な災害情報に対応しています。

また熱中症情報や地域の防犯情報なども知らせてくれるため、災害時に限らず普段から活用できるアプリ。

ニュース・防災

「NHKニュース・防災」はNHKが発表した災害情報を逐一チェックできる防災アプリです。速報のプッシュ通知にも対応しており、最新のニュースや警報・注意報などをすぐに把握できるのが特徴。自治体からの避難勧告や指示も確認できますし、災害時にテレビで放送している映像をアプリから見ることもできます。

地震や火災などでテレビが見られない状況でも活躍してくれることでしょう。その他、NHKが取材した政治・ビジネス・社会のニュースや日々の天気予報などもチェックできます。

家族や友人の無事を確認する

家族や友人の無事を確認する
災害が発生したとき、家族が一緒にいれば行動しやすいですが、離れ離れになっている場合は不安ですよね。一刻も早く家族の無事を確認して、避難所で合流できるように連絡を取り合いたいものです。 今回は多くの方が利用している「LINE」をはじめ、緊急時の連絡手段としておすすめのツールアプリを3つご紹介します。

災害時はインターネットへのアクセスが集中して電話やメールが思うように繋がらない可能性も高いため、アプリを活用してスムーズに連絡が取れるようにしましょう。

LINE(ライン)

「LINE」はスマホを使っている方ならほとんどの方がインストールしている定番の連絡ツールアプリです。
相手がメッセージを開封したタイミングで「既読」マークが表示されるのが特徴で、すぐに返信ができない場合でも最低限の無事を確認することができます。

スタンプを使って手軽に連絡のやり取りが行えるのもポイントです。 LINEならグループでのチャットも可能なので、あらかじめ家族でグループを作成しておき、緊急時はグループチャットを利用するというのもおすすめ。

家族全員へ一度に連絡できる他、無料で通話ができるなど使い勝手の良いアプリです。日常的な連絡だけでなく、緊急時の連絡手段としてきちんと設定しておくと良いでしょう。 また、LINE公式アカウントを通じて自分の状況を伝えられる「LINE災害連絡サービス」という機能もあります。「被害があります」「無事です」といったメッセージから該当するものをタップするだけでタイムラインに載せることができるので、ぜひ覚えておきましょう。

災害用伝言板

大手通信事業者(大手キャリア)では、アクセスが集中しやすい災害時でも比較的つながりやすいとされる災害用伝言板アプリが用意されています。使い方や設定方法はキャリアによって異なるため、各キャリアのWEBサイトなどで確認してみてください。

その他、災害用伝言ダイヤルやWEB版の災害用伝言板サービスもあるので、キャリア以外のスマホ(格安SIMなど)を利用している方やガラケーの方はこちらを利用しましょう。

防災情報 全国避難所ガイド

「全国避難所ガイド」は、全国の各自治体が設定した避難所が13万件以上収録されているアプリです。現在地から最寄りとなる避難所を調べ、目的地までのルート案内をしてくれるのが特徴。全国の避難所情報が盛り込まれているので、旅行や出張などで普段と異なる場所にいても問題なく利用できます。

またオフライン時でも検索を行ってくれるため、電波状況が悪いところでも安心です。避難所以外にも、一時避難場所や滞在施設、給水拠点や医療機関などの案内も行ってくれます。

自分の安否登録や家族の安否確認機能も搭載されているので、連絡が取れない場合はこちらを利用してみると良いかもしれません。

応急処置の方法を確認する

災害に巻き込まれてケガをした場合、すぐに医療機関へ移動できるとは限りません。多少のケガであれば自分で応急処置を行うことができるように知識を持っておくことをおすすめします。応急処置の方法を学ぶことで、周りにケガや体調不良の方がいる場合のサポートにも役立ちます。

応急手当「応急手当」は一次救命処置や重篤の場合の手当など様々なシーンで活用できる処置方法が記載されています。災害時のケガだけでなく、やけどや鼻血のような日常的に起こりうるケガの処置についても書かれているのでインストールしておくと良いでしょう。 ただし「応急手当」はiPhone専用のアプリとなっているので、Androidスマホの場合は利用できません。

Androidスマホで同様の知識が得られるアプリとしては「救命・応急手当の基礎知識」などがおすすめです。

災害時の企業防災に役立つトランシーバーアプリ

災害時の企業防災に役立つトランシーバーアプリ
最後に、個人だけでなく企業や団体の方におすすめしたいトランシーバーアプリをご紹介します。災害時に最優先するのは家族ですが、経営者の方は会社スタッフの安否確認も重要になりますよね。 特に災害が発生したときにスタッフが社内にいた場合などは、一刻も早くスタッフの状況確認を行わなくてはいけません。

個別にメッセージを送っている余裕がないことも考えられるので、トランシーバーアプリのように複数人へ一斉に連絡ができるアプリを入れておくことをおすすめします。

スカイトランシーバー

「スカイトランシーバー」はNECネッツエスアイが提供するIP無線型のトランシーバーアプリです。携帯電話の回線を使っているため混信や盗聴のリスクがなく、パケット通信のため緊急時でも比較的連絡がつながりやすいのが特徴。

1対1はもちろん、1対多数という通話も可能となっており、社内にいる全スタッフに向けて連絡を発信することができます。素早く安否確認・指示を行うことで会社の損害を最小限に抑えることができるでしょう。

情報共有など日常的なコミュニケーションツールとしても便利なので、企業として導入しておくことをおすすめします。

まとめ

  • 災害が起きてからでは遅いので、事前に備えておくことが大切
  • 情報収集ができるアプリや連絡手段として使えるアプリは必須
  • 企業防災を意識するならトランシーバーアプリがおすすめ

昔と比べて、最近は災害の事前予測が正確になってきています。とは言え、いざ目の前で災害が発生した場合は思い通りの行動ができないことも多いでしょう。
早めに防災アプリを導入して、「もしも」の時でも冷静に対処できるスキルを身につけておきましょう。

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