無線アプリを使ってスマホをトランシーバー化させるメリット
無線アプリを使ってスマホをトランシーバー化させるメリット
トランシーバーは工事現場や飲食店など、様々なシーンで活用される便利なコミュニケーションツールです。
通信できる距離や免許の有無によっていくつかの種類に分かれますが、いずれも専用の無線機を用意する必要がありコストがかかってしまいます。
そこでおすすめしたいのがスマホで利用できる無線アプリの導入です。
ここでは、無線アプリの特徴とスマホをトランシーバー代わりにするメリットについて解説しています。
おすすめの無線アプリも紹介しているので、導入を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね。
アプリの特徴と従来の無線機との違い
無線アプリをスマホにダウンロードすることで、スマホをトランシーバー化させることができます。
まずは、無線アプリの種類と従来の無線機との違いについて詳しく見ていきましょう。
無線アプリの種類
無線アプリはその通信方法によって大きく以下の2種類に分けられます。
- IP接続タイプ
- Bluetooth(ブルートゥース)接続タイプ
IP接続タイプ
IP接続とは、携帯電話の回線を利用したインターネット接続のことです。
3G・LTE・Wi-Fiなどの電波を使って通信を行います。
IP接続の場合は通信距離の制限がなく、電波の入るエリアであれば全国どこでも通話できるのが特徴です。
Bluetooth接続タイプ
Bluetooth接続の場合、Bluetoothの電波が届く範囲内(20m程度)に限り通話が行えます。
通信距離が狭い反面、携帯の電波が圏外となる場所でも利用できるという特徴があります。
Bluetoothタイプのアプリは無料のものが多いです。
従来の無線機とどう違う?
利用シーンの多いインカムやトランシーバーの場合、通信距離が100m~300m程度に限られるのが弱点でした。
また障害物に弱く、壁を挟んだ場所では通話が難しいというデメリットも。
無線アプリ(IP接続)なら距離や障害物を気にすることなく通話が行えます。
また写真・動画の送受信やテキストチャット機能など、トランシーバーにはない機能を利用できるのも無線アプリの特徴です。
スマホとトランシーバーの利点を掛け合わせたツールが無線アプリと言えるでしょう。
スマホをトランシーバー化させるメリット
トランシーバーではなく無線アプリを使うことで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
続いて、スマホをトランシーバー化させるメリットを確認してみましょう。
専用の無線機を用意しなくて良い
無線アプリを利用する最大のメリットは、無線機の導入にかかるコストをカットできるという点です。
これまではどの種類であっても専用の無線機が必要となり、人数分を用意するには大きなコストがかかりました。
無線アプリならスマートフォン自体が無線機の役割を果たすため、別途機器を購入・レンタルする必要がありません。
待ち時間がなくなり通話がスムーズになる
わざわざ無線アプリを入れなくても、スマホの通話機能だけで十分と感じるかもしれません。
しかし無線アプリを使えば、同時に複数人への指示連絡ができるというメリットがあります。
更にスマホの通話機能を使うと相手が応答するまで待つ必要がありますが、無線アプリの場合はボタンを押してすぐに通話を始められます。
チャンネルを設定するだけで必要なメンバーに必要な情報をすぐに連絡できるのも、無線アプリならではの便利な機能と言えます。
おすすめ無線アプリと利用シーン
現在は様々な無線アプリが登場していますが、無料で利用できるアプリには注意が必要です。
無料アプリはサポートが不十分であったり、iPhoneまたはAndroidスマホのどちらかにしか対応していなかったりする場合があります。
趣味利用なら無料のものでも問題ありませんが、業務での利用を考えている場合は有料の無線アプリがおすすめです。
最後に、低コストで利用できるおすすめ無線アプリと、無線アプリの便利な活用シーンをチェックしてみましょう。
低料金でIP通信が利用できる「スカイトランシーバー」
スカイトランシーバーはNECネッツエスアイが提供する無線アプリです。
IP接続タイプとなっており、携帯電話の電波が入るエリアであれば距離に関係なく通話を行うことができます。
また通信は暗号化されているため、電波の盗聴や傍受といったセキュリティ面でのリスクも心配無用。
iPhone・Androidスマホ・格安スマホに対応しているので、機種を統一する必要もありません。
利用料金は1ユーザーにつき月額1,100円(税込み)で、その他の初期費用や登録料などは一切かかりません。(通信料のみ別途必要)
スカイトランシーバーは14日間の無料体験も可能なため、導入前に無料モニターを利用してみることをおすすめします。
無線アプリのおすすめ活用シーン
無線アプリは従来の無線機をより便利に活用できる便利なシステムです。
これまで無線機を導入していた業種はもちろん、一般のオフィスなどでも無線アプリはおすすめ。
以下のようなシーンでは無線アプリが活躍してくれるでしょう。
- エアライン・鉄道
- 製造・物流・小売
- ホテル・宿泊施設
- イベント会場
- 消防・災害現場
- 医療現場
- 介護現場
- 教育現場 など
また災害時の連絡手段としても活用できるため、家族間での利用もおすすめです。
マイクやイヤホンを組み合わせることでハンズフリー化も可能となり、タクシーなど運転を伴うシーンでも便利です。
まとめ
- 無線アプリはIP接続(3G・LTE・Wi-Fi)とBluetooth接続の2種類がある
- スマホに無線アプリを入れることで、無線機の購入・レンタルにかかるコストを削減できる
- 業務はもちろん、サバゲーやツーリングなど趣味での利用にもおすすめ
無線アプリは無料で使えるお手軽なものから、サポートがしっかりした業務利用におすすめのものまで幅広い種類が登場しています。
スマホとトランシーバーの強みを1つにした便利な無線アプリで、日々の業務を効率化してみてはいかがでしょうか。
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