デジタル簡易無線を家族で使用するメリットは?
通信距離や使い方まとめ

家族間連絡でデジタル無線を使うメリットとは

デジタル簡易無線を家族で使用するメリットは?通信距離や使い方まとめ

一般的に、家族や友人と連絡を取る際のツールとして使われているのはスマホや携帯電話ですよね。

しかし、サイクリングやトレッキングなどの場面ではどうでしょうか?

スマホは山間部や障害が多いエリアでは電波が圏外となるエリアがあります。

またずっと通話状態だと通話料がかかりますし、他のコミュニケーションアプリを利用するにしてもずっと繋ぎっぱなしで話し続ける必要も本来ありません。

そんなときに活用したいのがデジタル簡易無線。デジタル無線であれば必要な際に必要な情報を端的に伝えることが可能。

ここでは、デジタル簡易無線の特徴や仕組み、また家族で使用する際のメリットについてまとめています。

デジタル簡易無線を家族で使用することをお考えの方はぜひ参考にしてみてくださいね。

デジタル簡易無線の特徴と家族で使用するメリット

デジタル簡易無線の特徴と家族で使用するメリット
デジタル簡易無線とは、イベント会場やレジャー施設などで幅広く利用されている無線機のこと。

以前はアナログ簡易無線が主流でしたが、周波数不足の解消や違法電波の排除などを目的にデジタル化が進んできました。

現在はデジタル簡易無線がメインとなり、アナログ簡易無線の周波数帯は2022年11月30日で廃止される予定となっています。

まずは、デジタル簡易無線の通信距離や利用にあたって必要となる登録方法を詳しく見ていきましょう。

またデジタル簡易無線を家族で使用するメリットについても解説していきます。

どのぐらいの距離まで通話できる?

デジタル簡易無線の最大出力は1wまたは5w。通信距離の目安は1km~5km程度で、見通しの良い場所であれば5km以上の通信が可能なケースもあるようです。

インカムやトランシーバー、特定小電力無線などと比較して広範囲での通信ができるため、様々な業種で利用されています。

またデジタル簡易無線の通信距離はアンテナによっても変わります。

デジタル簡易無線の利用に必要な登録・申請

デジタル簡易無線には「免許局」と「登録局」の2種類があり、それぞれ登録手続きの流れが異なります。
免許局は利用目的を業務用に限定しており、主に法人でデジタル簡易無線を利用する際に登録手続きが必要。

一方登録局は免許の申請が不要で、登録用の届け出を提出することで誰でも利用できるようになります。
業務用だけでなく、レジャーや家族で使用することが可能なチャンネルもあり、より一般的なデジタル簡易無線となっています。

デジタル簡易無線の登録申請の流れは以下の通り。

  1. 包括登録申請書を送付
  2. 審査後に登録通知を受け取る
  3. 開局通知を送る

包括登録申請の際、使用するデジタル簡易無線の台数を明記する必要があります。
家族で使用する場合は、あらかじめ必要台数分の無線機を購入し、それぞれのシリアルナンバーなどを書き込んで申請を行いましょう。

また免許局の場合は登録した人しか利用できませんが、登録局の場合は無線機を貸すことも可能。

デジタル簡易無線はトランシーバーなどと比較して値段が少し高いため、購入を避けたい場合はレンタルの利用も検討してみると良いでしょう。

通話するよりも便利?家族で使用するメリット

デジタル簡易無線を家族で使用するメリットには以下のようなものが挙げられます。

  • スマホが繋がらない山間部などでも通信できる
  • ボタン1つで通話できるため緊急時でもスムーズに連絡ができる
  • 家族全員へまとめて連絡ができる

デジタル簡易無線はお互いの電波を直接受信するため、スマホや携帯電話の電波が入らない場所でも問題なく利用できます。
防水機能の付いた無線機であれば、海などスマホを持ち込めない場所でも利用できるでしょう。

またPTTボタン(プッシュトゥトーク:ボタンを押している間だけ通信できるシステム)を押すだけで通話を始められるので、電話帳を開いたり相手が応答するのを待ったりする時間を省略できます。

同報機能を活用して家族へ一斉に連絡を伝えられるのもデジタル簡易無線を家族で使用するメリットと言えます。

意外と便利!デジタル簡易無線を家族で使用するケース

無線機に馴染みのない方は、家族で使用すると聞いてもピンと来ないかもしれません。
しかしデジタル簡易無線は使い方も比較的簡単で、家族で使用する場合、スマホの通話機能やコミュニケーションアプリよりも役立つケースがあります。

最後に、デジタル簡易無線を家族で使用する際の具体的なケースをいくつか見ていきましょう。

登山やキャンプなどアウトドア活動の場で

意外と便利!デジタル簡易無線を家族で使用するケース

家族でキャンプに行ったり登山をしたり、またスキーなど山間部でのスポーツを楽しむ際にはデジタル簡易無線が活躍します。

このような場所ではスマホや携帯電話が圏外になることも少なくないため、無線機を使った方がスムーズに連絡をやり取りできるでしょう。

トランシーバーや特定小電力無線も該当するように思いますが、これらは通信距離が短いため、ある程度距離が開くと通話できない可能性があります。

デジタル簡易無線なら1km以上の距離があっても安定して通話できるのでおすすめです。

大型イベントなどではぐれてしまった時に

大型イベントなどではぐれてしまった時に

大きな会場で開催されるイベントやお祭りなど、人の多い場所で家族とはぐれてしまった場合にもデジタル簡易無線は有効です。

人混みでは携帯電話の回線にアクセスが集中しやすいため、思うように電話が繋がらない可能性も考えられます。

その点、デジタル簡易無線を家族で使用すれば、回線の混雑を気にすることなくやり取りができます。

車やバイクで移動しながらのコミュニケーションに

車やバイクで移動しながらのコミュニケーションに

デジタル簡易無線はPTTボタン1つで通話を始めることが可能です。受信する側は特に操作をしなくても会話を聞けるため、運転中でも必要な連絡を受け取ることができます。

またイヤホンやヘッドセットなどを組み合わせれば、ハンズフリーでのやり取りも可能。

家族で使用する場合はもちろん、友人などとツーリングやサイクリングをする際にも役立つでしょう。

知っておきたい!スマホトランシーバーアプリで連絡を取る方法

これまでデジタル無線について、そしてメリットや活用シーンについてお話してきました。

しかしデジタル無線は免許の申請が必要がありますし、レンタルや購入するにも初期費用が必要。

そんなデメリットをカバーできる方法が実はあります。それがスマホにトランシーバーアプリをインストールして使用する方法。

例えば、NECネッツエスアイがサービス提供している「スカイトランシーバー」はIP無線方式での通信を可能とするので、インターネットが届く範囲であれば通信距離を気にすることなく通信をすることができます。

スカイトランシーバー

スカイトランシーバーはデジタル簡易無線と同じくPTTボタンを押している間だけ通信が可能で、携帯電話の通話と違い通話料は不要。(通信時のパケット代のみ)。

お手持ちのスマホにアプリをインストールするだけなので初期費用やレンタル代はかかりません。

LTE(4G)や3Gが届かない、あまりにも深い山などには向かないかもしれませんが、アウトドアやイベント会場、ツーリング、サイクリングなどには非常に役に立つでしょう。

お手持ちのイヤホンを使っても良いですし、PTTボタン付きのアクセサリも用意されているので、使用シーンに合わせてセットアップできます。

インストール後も14日間無料でモニター利用ができますので、一度試してみてはいかがでしょうか?

スカイトランシーバーについて詳しくみる

まとめ

  • デジタル簡易無線は圏外でも利用できるなどスマホにないメリットを持つ
  • 家族で使用する場合は、事前に必要数の無線機を用意して申請する
  • アウトドアやイベント時など様々なシーンで活用できる
  • スマホにトランシーバーアプリをインストールして使用するのもおすすめ

デジタル簡易無線を家族で使用することで、いざという時の連絡手段としても有効利用できます。
アウトドア活動での楽しみ方も増やせるので、ぜひデジタル簡易無線の利用やトランシーバーアプリ「スカイトランシーバー」の使用を検討してみてくださいね。

※記載されている会社名、サービス名、商品名は、各社の商標または登録商標です。

スカイトランシーバーを体験
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