構内PHSが終了したらどうなる?ビジネスフォンに必要な今後の対応とは

構内phs終了間近。代わりとなるおすすめの通信方法とは

構内PHSが終了したらどうなる?ビジネスフォンに必要な今後の対応とは

2019年現在、PHS端末の取り扱いをしている通信事業者は1社のみ。その1社からも、2020年7月末でサービスを終了するという発表がされました。

2018年3月末で、すでに新規契約やプラン変更などの受付は終了しています。医療現場や会社の事務所などでは、現在も内線用の端末として構内PHSを利用しているところが多いですが、これらはどうなるのでしょうか。

この記事では、構内PHSが使えなくなるタイミングや、終了に伴って必要となる今後の対策について具体的な方法を解説。

古いPHS端末を利用している場合は注意が必要ですので、乗り換えなどを含め参考にしてみてくださいね。

構内PHSが終了するのはいつ?対象は?

そもそもPHS(Personal Handy-phone System)とは、一般の電話回線から専用のアンテナを引くことで利用できる簡易型携帯電話のことです。

日本で開発されたPHSは、1995年に販売が始まると女子高生などを中心に利用者が急増。また、電波が微弱であることや携帯電話よりも費用が安いという点から、病院や一般企業の構内PHSとしても導入が進みました。

しかし、携帯電話料金の低価格化やスマホの登場などに伴い、徐々に利用者が減少していきます。そしてついに、最後までPHSを取り扱っていた事業者も2020年7月末をもってサービス終了を決めたのです。

現在もPHSを利用している方は多いかと思いますが、サービス終了によって受ける影響とはどのようなものがあるでしょうか?

まずは、PHSのサービス終了によって影響を受ける「端末」について詳しく見ていきましょう。

個人利用のPHSは2020年7月末で終了

2020年7月末で終了となるのは「公衆PHS」と呼ばれるサービスです。いわゆる一般向けのサービスで、個人でPHSを契約している場合に該当します。

法人であっても、公衆PHSサービスを利用している場合は終了に伴い使えなくなるので注意が必要。

もし構内PHSとして4G回線などを使って内線化している場合は、2020年7月末以降も継続して利用できます。通信機器の買い替えを避けたいのであれば、施設内にPHSアンテナを設置して、内線専用にすることで継続利用が可能です。

しかしながら、構内PHSもいずれサービス終了となる可能性は高いため、早めの買い替えを検討した方が良いかもしれません。

職場の内線用PHSはスプリアス規格に注意

構内PHSは2020年7月末のサービス終了以降もひとまず利用可能とお伝えしましたが、機種によっては注意が必要

現在使用している構内PHSや基地局などの無線機器に使われている「スプリアス規格」が旧規格の場合、2022年11月末で利用不可となるからです。

 

旧規格のPHS設備を使用し続けると法律違反に

スプリアス規格とは、無線機器・設備から発射される電波の内、高調波や低調波などによって発生する不要な電波のことです。

スプリアスは電波障害の原因となり得るため、電波法によって強度が制限されています。

2005年に行われた世界無線通信会議(WRC)の中で、このスプリアスの強度上限が調整されました。そのため、2005年以前のスプリアス規格で、2007年以前に製造・導入された製品は上限を超過している可能性があります。

上限は法律で決められたことですので、超過している場合は当然違法として罰則・罰金の対象になります。現在構内PHSとして利用している端末などの規格が旧規格であれば、2022年11月末までに買い替えが必要です。

 

PHSの規格はどこで確認する?

構内PHSの端末や設備の規格が新旧どちらであるかを確認するには、総務省のサイトを利用するのがおすすめです。

リンク:技術基準適合証明等を受けた機器の検索(総務省)
https://www.tele.soumu.go.jp/giteki/SearchServlet?pageID=js01

PHS用のアンテナなどに必要な番号が書かれているので、上記サイトの枠内に入力して、検索をかけましょう。

新規格であればひとまずは問題ありませんが、旧規格の場合は設備の更新が必要となります。

構内PHSの終了に伴って必要な対応とは

スプリアス規格が新規格の場合は、今のところサービス終了後も構内PHSとして利用することができます。しかし、公衆PHSサービスが終了した以上、構内PHSもいつ使えなくなるか分かりません

また、PHSは基本的に通話以外の機能がなく、携帯電話やスマホと比べて使い勝手も悪いです。サービス終了後は内線の役割しか持てないため、外出時や休日に構内PHSを利用することも不可能。

買い替えのコストを踏まえても、そのまま構内PHSを利用し続けるメリットはないと言えるでしょう。そのため、なるべく早く別の内線端末を準備して移行するのがおすすめです。

構内PHSに代わるモバイルサービスの導入

現在は、内線機器としてモバイルサービスが注目されています。携帯やスマホから出る電波も弱くなっており、病院などで利用しても問題ないとされているためです。

いずれ切り替えるのであれば、内線用のアンテナ設置などに高額な設備費用をかけるよりも、持ち運びもできて便利な携帯・スマホ端末の導入費用に回す方が良いでしょう。

ただし、携帯電話やスマホを内線に使う場合、通話やメールの際に1人1人の連絡先を選択しなければならなず、手間がかかります。

普段はそれでも良いですが、災害時や緊急時など一刻を争うときには不便ですよね。また、災害時は電話回線が混雑する可能性も高く、思うように連絡が取れない可能性も。

そこでおすすめしたいのが、スマホに対応した無線アプリの導入です。

 

おすすめは無線機能を搭載したスマホアプリ

無線機といえば、工事現場やイベント会場でスタッフが使っている連絡ツールというイメージがありますよね。

無線機は直接お互いの電波を送受信しているため、一般の電話回線の混雑に影響を受けることがありません。

また、発話ボタンを押している間だけ音声通話ができるため、無駄なノイズが入る心配も無し。同時に複数人へ音声発信できる仕組み(同報機能)もあるため、効率良く全体連絡を行うことができます。

無線アプリは、そんな無線機の仕組みをスマホで再現できる便利なツールです。

NECネッツエスアイが提供する「スカイトランシーバー」は、ネット回線を通じて複数人とコミュニケーションがとることができる無線アプリ。

電話回線よりも混雑が起きにくく、災害時にも有効に使えるアプリとして、累計ユーザー数1万人を突破する人気を集めています。

利用料は、1ユーザーにつき月額1,000円(税別)14日間の無料モニター体験も可能です。

スマホで使えるトランシーバーアプリや、「スカイトランシーバー」について興味のある方は、こちらの記事から詳細をご覧いただけます。

 


 

まとめ

  • 公衆PHSは2020年7月末にサービス終了
  • 構内PHSなら、サービス終了も引き続き利用可能
  • ただし、スプリアス規格が旧規格の場合は2022年11月末で利用不可
  • 構内PHSの代わりとして、スマホで使える無線アプリの利用がおすすめ

PHSはビジネスシーンにおいて幅広く活躍してきた端末ですが、間もなくその役目が終了を迎えます。

サービス終了ギリギリになって慌てることのないよう、どうするのか早め対策を考え、他の通信手段に乗り換えを検討してみてくださいね。

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