MCA無線は傍受される?通信の仕組みと利用事例

MCA無線について、そしてどれくらい傍受されるリスクがあるかを検証

MCA無線は傍受される?通信の仕組みと利用事例

無線機には、デジタル・アナログといった通信方式や周波数、電波の違いなどによって様々な種類があります。

MCA無線も無線機の1つで、広範囲での送受信が可能であったり、同報機能があったりするのが特徴。

業務用として導入されているケースが多く、幅広い業種で利用されている無線機です。

ここでは、MCA無線の仕組みと特徴、活用事例などについて詳しくまとめています。

また傍受とはどういったものか、MCA無線は傍受される可能性があるのかという点も紹介しているので、MCA無線を導入する際の参考にしてみてくださいね。

MCA無線とは?傍受・盗聴のリスクはある?

MCA無線とは?傍受・盗聴のリスクはある?
MCA無線(Multi Channel Access System)とは、複数のチャンネルを多数の利用者が共用することで、効率的に通信が行えるように作られた無線方式をいいます。

全国に設置された専用の中継局を経由して通信を行うため、混信などのトラブルに強いのが特徴です。

まずはMCA無線が持つ主要機能と、電波が傍受される仕組みについて詳しく見ていきましょう。

MCA無線での通信の特徴・機能

MCA無線には以下のような特徴・機能があります。

  • 全国での送受信も可能(契約による)
  • 同報機能があり、複数人へ一斉に発信することができる
  • 専用の通信網を利用するため混信の可能性が低い
  • 利用者は免許・資格を取得しなくて良い

MCA無線の中継局は全国に114か所あり、必要か所のみ契約を行うという形です。

1か所の中継局で約20km~40kmのエリアをカバーすることができ、契約数次第では全国に渡っての送受信も可能。

既存の中継局を利用するので、業務用無線などと異なりアンテナ設置といった導入コストもかかりません。

またMCA無線では、あらかじめ用意された複数のチャンネルから空いているチャンネルを自動で割り当てるという仕組みが使われています。

混信のストレスがなく、いつでもスムーズに通信ができるのもMCA無線の特徴です。

ただし限られたチャンネルを割り振っていく必要があるため、1回の通信時間は3分~5分に制限されている点に注意。

その他、MCA無線の場合は各中継局に無線従事者が配置されており、利用者が免許を取得する必要がないというのもポイントです。

無線局の免許は取得と更新が必要ですが、業務用無線と比較すると使い勝手が良いことが分かります。

デジタル方式のものは傍受のリスクなし

MCA無線にはアナログ方式のものとデジタル方式のものが混在しています。

以前はアナログ方式が主流でしたが、社会のデジタル化に伴って通信方式も移行が進んでいるのです。

アナログ方式の無線が中心だった頃は、電波の傍受が問題視されていました。

傍受とは、自分宛てではない通信を、当人の同意を得ず無断で受信することをいいます。

日本の電波法では盗聴と傍受は区別されており、傍受については違法にあたりません。

傍受した内容を第三者へ開示したり、自分の利益になるような利用の仕方をしたりした場合に罪となります。

電波の傍受は趣味として行っている人も多く、受信機なども市販されています。

しかし傍受が可能となっているのは基本的にアナログ通信のみ。

デジタル通信のデータを傍受することは原則不可能なため、傍受のリスクは考えなくても良いでしょう。

業務用にMCA無線を導入する際に傍受を避けたい場合は、デジタル方式の無線を選択するのがおすすめです。

災害時にも使える!MCA無線の活用事例

災害時にも使える!MCA無線の活用事例
MCA無線は現在、国や地方公共団体をはじめ様々な事業で利用されています。

手で持って通信を行う無線機と異なり、MCA無線には車載タイプがあるため運転中や移動中でも利用しやすいという特徴があります。

続いては、MCA無線を実際に導入している業種やシーンについて詳しく見ていきましょう。

医療機関や交通機関で幅広く利用

MCA無線はバスやタクシー、長距離トラックや鉄道など陸上移動を行う業種での利用率が高いです。

中継局単位で契約ができるため、ビジネスの必要に応じて通信エリアの拡大・縮小を容易に行えるのがMCA無線のメリットです。

また消防や警察、空港、医療機関などでもMCA無線は幅広く利用されています。

地域の防災や災害時の情報共有として、避難場所となる小中学校や公民館などに設置しているケースも。

MCA無線は簡易無線などのように混信する心配がほとんどないため、緊急時でもスムーズに通信を行えます。

このため、災害時などアクセスが集中しやすいシーンにおいてもMCA無線は活躍できるのです。

大規模な災害が発生した場合、携帯電話や簡易無線はうまく繋がらない可能性もあるので、いざという時のためにMCA無線を導入することは有効と言えるでしょう。

その他、MCA無線はコンサートや大型レジャー施設、オリンピックなどの大規模イベントでも使われています。

傍受以外のデメリットとは

傍受以外のデメリットとは
MCA無線は通信エリアの広さや混信リスクの低さなど様々なメリットがあります。

同報機能などもあり、幅広い業種・シーンで活躍できるのが特徴です。

しかし、MCA無線にはコスト面においてのデメリットも存在します。

MCA無線のデメリット

MCA無線は業務利用専用の無線機となっており、専用機器の購入またはリースが必要です。

MCA無線を購入した場合の費用相場は18万円~20万円前後。(本体・バッテリー・充電器など)

据え置き型であれば10万円程度のものもあります。

複数の施設や店舗に設置することを考えると、MCA無線はややコストが高いと感じてしまいますよね。

そんなときは、トランシーバーの機能を再現したアプリケーションの利用がおすすめ。

無線アプリ「スカイトランシーバー」

スカイトランシーバーはNECネッツエスアイが提供する無線アプリです。

iPhone・Androidスマホ・格安スマホなどにインストールするだけで、スマホを無線機のように使うことができます。

利用料金は1ユーザーにつき月額1,000円(税別)のみなので、MCA無線と比較して導入コストもかかりません。

全国どこでも利用できるといったメリットもあるので、無線機の導入をお考えの方はアプリ版の利用も検討してみると良いでしょう。

まとめ

まとめ

  • MCA無線は専用の中継局を経由して行う無線通信の一種
  • 契約次第では全国で利用でき、利用者は免許不要などのメリットがある
  • デジタル方式であれば傍受されるリスクは原則ない

MCA無線は災害時などにも強い便利な無線機です。

デジタル方式であれば傍受の心配もないので、必要に応じて導入を検討してみてくださいね。

※記載されている会社名、サービス名、商品名は、各社の商標または登録商標です。

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