ツーリングに取り入れたい無線アプリをご紹介
ツーリングやタンデムを楽しむにはこのトランシーバーアプリがおすすめ
ツーリングと言えば、自慢のバイクに乗って街並みを走り抜ける爽快感が魅力ですよね。
仲間たちと景色を共有しながら走ることで、より楽しい思い出として記憶に残せるのではないでしょうか。
しかし、バイクの運転中はエンジン音や風の音が多く耳に入るため、周りの人と会話をするのが難しく困ってしまうこともありますよね。
そんな時、ツーリング中の会話をクリアに行うには自分のスマホで簡単に使える「無線アプリ」の活用がおすすめ。
この記事では、ツーリング中でも会話を楽しむための方法と、中でも無線アプリをおすすめする理由についてご紹介します。
ツーリング時のコミュニケーションツールとして、ぜひ無線アプリの利用を検討してみてください。
ツーリングには無線アプリの活用が便利
最近はバイクに乗る方がまた増えてきたことにより、ツーリングの魅力が色々なメディアで取り上げられています。
バイク乗り同士でツーリングをする際は、各々で景色や爽快感を楽しむだけではなく、コミュニケーションをとるのも楽しみの1つですよね。
ツーリング中に会話をする方法として、以下の3つが挙げられます。
- 無線機
- 通話アプリ
- 無線アプリ
それぞれの特徴とメリット・デメリットなどを詳しく見ていきましょう。
無線機
無線機と一口に言っても、特定小電力無線や簡易デジタル無線、IP無線など様々な種類があります。ツーリングを行う環境や人数の規模によって適した無線機が異なります。
少人数でのツーリングやタンデムの場合はずっとつなぎ続ける通話アプリなどでも問題ないでしょう。
しかし人数が2人以上の場合やトランシーバーのように応答型で会話をしたい場合は無線機がおすすめ。
無線機のメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | 1対1・1対多数での音声発信ができる PTT方式で必要な音声のみを発信できる 山中など携帯電話が圏外となるエリアでも利用可能 |
デメリット | 初期費用や機器購入・レンタル費用がかかる 通信距離に限界がある(IP無線を除く) 混信による傍受や盗聴の心配がある(IP無線を除く) 荷物がかさばる |
無線機は携帯電話の通話と異なり、同時に複数人への音声発信が可能という特徴があります。
周波数を合わせておくだけで通信ができるため、1人1人の連絡先を登録したり、連絡先を指定したりする手間がかかりません。
またPTTボタンを押しているときだけ音声を発信する仕組みのため、ちょっとした独り言など余計な声まで届いてしまう心配も無用。
ツーリングの際は、次の休憩所を共有する際など必要なときだけPTTボタンを押して、全員へ一度に発信するといった使い方ができます。
デメリットとしては、コスト面の負担が大きいという点があります。
専用の無線機を人数分用意する必要があるため、頻繫にツーリングをする方以外は足踏みしてしまうかもしれません。
携帯電話と別に無線機を持っていなくてはいけないので、荷物が増えるというデメリットもあります。
通話アプリ
通話アプリにも様々な種類があり、携帯通話と違い通話料もかからず、パケット通信の消費のみ、無料でグループ通話ができるため、費用をかけずに無線機と同じような使い方が可能です。
ヘルメットを装着する前に、Bluetoothのヘッドセットやマイク、ワイヤレスイヤホンなどを身に付けておけば、スマホを触らずハンズフリーでの会話ができます。
通話アプリのメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | 1対1・1対多数での音声発信ができる スマホが無線機代わりになるため機器の準備が不要 通信距離の制限がない |
デメリット | 携帯電話が圏外となるエリアでは利用できない 通話中は全ての音声が相手に届いてしまう 通信量を消費する |
通話アプリがリリースされた当初は1対1の通話のみでしたが、現在はグループでの通話も可能となっています。
とにかく費用を抑えたいという方におすすめの通信手段です。
ただしスマホを利用するため、圏外の場所では当然利用することができません。
またPTTボタンなどがなく、通話を終了しない限りは全ての声が相手に聞こえてしまうというデメリットもあります。
無線アプリ
無線アプリにはBluetoothで接続するタイプと、IP方式で接続するタイプの2種類があります。
Bluetoothタイプのアプリは、相手とペアリングして通信を行うという仕組みです。
IP方式のアプリは、携帯電話の回線を利用しており、IP無線と同じような使い方が可能となっています。
無線アプリのメリットとデメリットは以下の通りです。
Bluetoothタイプ | IP方式 | |
---|---|---|
メリット | 1対1・1対多数での音声発信ができる PTT方式で必要な音声のみを発信できる スマホが無線機代わりになるため機器の準備が不要 山中など携帯電話が圏外となるエリアでも利用可能 |
1対1・1対多数での音声発信ができる PTT方式で必要な音声のみを発信できる スマホが無線機代わりになるため機器の準備が不要 通信距離の制限がない 混信が起きない |
デメリット | 通信距離に限界がある 電波干渉によってノイズなどが発生する |
携帯電話が圏外となるエリアでは利用できない 通信量を消費する |
近距離・少人数でのツーリングであればBluetoothタイプでも十分ですが、はぐれた場合などに備えたいときはIP方式のアプリを選びましょう。
IP方式の無線アプリは従来の無線機や通話アプリのデメリットをカバーした便利なアプリと言えます。
携帯電話が圏外となるエリアでは利用できませんが、バイクが通れるような舗装された場所であれば、ほぼ通信できると考えて良いでしょう。
ただしIP方式の無線アプリはパケット通信を行うため、通信量やスマホのバッテリー残量には注意が必要です。
ツーリングにおすすめの無線アプリ「スカイトランシーバー」
ここからは、ツーリング中のコミュニケーションツールにもおすすめの無線アプリ「スカイトランシーバー」についてご紹介。
スカイトランシーバーは、NECネッツエスアイが提供する無線アプリです。
累計利用者数は1万人を超え、ツーリングはもちろん、医療や消防、イベント会場など様々なシーンで活躍しています。
スカイトランシーバーで使える機能
スカイトランシーバーの主な機能は以下の通りです。
- 音声機能(1対1・1対多数)
- グループ管理機能
- テキストチャット機能
- 録音・再生機能
- 発信者位置情報管理機能
音声機能(1対1・1対多数)
スカイトランシーバーはIP方式の無線アプリのため、距離にかかわらず複数人と安定した通信を行うことができます。
PTTボタンを組み合わせることでハンズフリーでの利用も可能です。
グループ管理機能
スカイトランシーバーでは特定のメンバーを設定したグループ(チャンネル)の作成ができます。
個別連絡、全体連絡、グループ連絡を使い分けられるのもメリットの1つです。
テキストチャット機能
テキストチャット機能を使えば、グループ内でメッセージの送受信を行えます。
スケジュール管理やリストなど、文字で残しておきたい内容のやり取りに便利です。
録音・再生機能
スカイトランシーバー内で行われた会話は、自動的に録音されます。
あとから聞き直すことができるので、聞き逃しや伝達漏れのトラブルが軽減できるかもしれません。
発信者位置情報管理機能
スマホのGPS情報をもとに、発信者の位置情報を把握することができます。
ツーリング中にはぐれた場合でも、マップ上で仲間の位置を確認して素早く合流できるでしょう。
スカイトランシーバーの価格
スカイトランシーバーの利用には、1ユーザーにつき1,100円(税込み)の月額利用料が必要です。
無料の通話アプリよりは高くなりますが、従来の無線機と比較すると導入コストを安く抑えられます。
無線機を購入・レンタルする場合、携帯電話のように2年間や5年間などの契約期間があり、途中で解約すると違約金が発生する場合があります。(2019年9月時点)
スカイトランシーバーは月額課金制のため、違約金がかかることはありません。
値段が分かりやすく、手続きが簡単なのもスカイトランシーバーの特徴です。
スカイトランシーバーの導入の流れ
スカイトランシーバーはWEBサイトから申し込むことで利用できるようになります。
仮登録のメールからアカウント登録を行い、アプリをインストールしてログインするという流れになります。
無料で14日間のトライアルが受けられるので、使用感を確認後に本登録を行いましょう。
スカイトランシーバーの詳細
主な機能 | 音声機能(1対1・1対多数) グループ管理機能 テキストチャット機能 録音・再生機能 発信者位置情報管理機能 |
通信方式 | IP方式 |
利用料金 | 1ユーザーにつき月額1,100円(税込み) ※14日間無料お試し可能 |
オプション | Bluetooth対応PTTボタン/PTT内蔵イヤホン/ゲートウェイ(既存無線機との連携)/ 司令局機能(Windowsアプリケーション) |
まとめ
- ツーリング中に会話をする方法には無線機やアプリの利用がある
- IP方式の無線アプリは通信距離やPTTなど通信方法の面で利便性が高い
- スカイトランシーバーはPTTボタンと組み合わせることでハンズフリー化も可能
スカイトランシーバーはiPhoneとAndroidスマホの両方に対応しています。
格安スマホなどでも利用でき、機種に関係なく通信が行えるのもスカイトランシーバーのメリットです。
よりツーリングを楽しみたい方はぜひ導入を検討してみてくださいね。
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