防災対策にはIPトランシーバーがおすすめ!無線機別メリットまとめ
防災対策として用意しておきたいIP無線アプリについて
地震や台風といった災害が多く発生する日本では、日頃から防災対策を心がけることが大切です。
防災対策のポイントの1つに、消防・警察との連携や、医療機関への連絡などを素早く行えるような体制づくりが挙げられます。
災害時の連絡手段としては、幅広いエリアで利用可能なIP方式のトランシーバーがおすすめです。
ここでは、日本における防災対策の必要性と、トランシーバーが災害時に活躍する理由などを解説しています。
他の無線機との違いなども紹介しているので、防災対策の方法でお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
防災対策の必要性とトランシーバーの活用
災害はいつ・どこで発生するのかを事前に予測することが難しいため、常に防災の意識を持つ必要があります。
まずは、日本で防災対策が重要視される理由と、トランシーバーの活用シーンについて詳しく見ていきましょう。
災害の多い日本では防災対策が不可欠
日本は「災害大国」と呼ばれるほど災害の発生頻度が高い国です。
世界で発生しているマグニチュード6以上の大規模地震のうち、日本で発生したものが2割を占めるとされています。
台風による風水害も多く、日本で生活するうえで防災を意識することは不可欠と言えるでしょう。
防災対策には様々な形がありますが、主なものとして以下が挙げられます。
- 災害情報を知るためのツール
- 避難指示が出た場合のルート確認
- 非常食などの備蓄
- 離れた場所にいる家族との連絡方法
情報ツールや備蓄などは個人で意識して用意することができますが、家族との連絡手段はお互いに話し合って決める必要があります。
離れ離れになってから慌てることがないよう、早期に取り決めておくことをおすすめします。
トランシーバーの活用シーン
家族と連絡をとる方法として、スマホや携帯電話などの電話機能を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
電話をかけて安否確認をすることも可能ですが、災害時は回線が混雑して思うように連絡がとれない可能性があります。
また1人1人に電話をかけて確認をとるというのは、あまり効率的とは言えません。
そこで活躍するのがトランシーバー(無線機)です。
トランシーバーはスマホや携帯電話と比較して回線の混雑を心配する必要がなく、一度に複数人へ発信できるのが特徴。
離れた場所にいる相手との通話や一括での作業指示などを行えるため、防災対策としてはもちろん、通常のコミュニケーションツールにもおすすめです。
次の項目で、トランシーバーの種類とそれぞれのメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。
無線機別の特徴とメリット・デメリット
トランシーバーと一口に言っても、特定小電力無線機やデジタル簡易無線機など様々な種類が存在します。
続いて、主なトランシーバーの特徴とメリット・デメリットを紹介していきます。
特定小電力無線機
特定小電力無線機とは、出力の弱いトランシーバーのことです。
飲食店などで見かけるインカムや小型のトランシーバーが特定小電力無線にあたります。
免許や資格を取得する必要がなく、誰でも気軽に利用できるのがメリット。
一方で、特定小電力無線機は通信可能な距離が100m~300m程度と短く、遠距離での通信ができないというデメリットもあります。
そのため防災対策の観点から見ると、特定小電力無線機はあまりおすすめとは言えないでしょう。
デジタル簡易無線機
デジタル簡易無線機は特定小電力無線機よりも出力の強いトランシーバーです。
通信距離が1km~5km程度に広がるため、イベントや展示会など特定の会場における防災対策としては有効かもしれません。
デジタル簡易無線機も免許や資格不要で利用できますが、総務省へ利用登録の申請を行う必要があります。
またデジタル簡易無線はお互いの電波を送受信して通信するため、傍受や盗聴といった混信リスクを持っています。
個人間での防災対策には便利ですが、企業での利用には適していません。
業務用無線機
業務用無線機はタクシーなどで利用されている業務利用専用のトランシーバーです。
アンテナの高さによって通信範囲が異なり、10km~20km程度の比較的広範囲での利用が可能となっています。
業務用無線機は特定小電力無線機やデジタル簡易無線機と比較して通信距離が広いというメリットがあります。
ただし業務用無線機を利用する際は免許を取得しなければならない点に注意が必要です。
MCA無線機
MCA無線機とは、中継局を経由して通信を行うトランシーバーのことです。
専用の空きチャンネルが割り当てられるため、回線が混雑してつながらないといったトラブルを回避できます。
通信可能距離も30km以上と広く、大規模災害の防災対策として有効と言えるでしょう。
しかしMCA無線機は1回の通信で利用できる時間が決められており、長時間の会話ができない仕様となっています。
最低限の安否確認には利用できますが、会話が長くなる場合は複数回の通信が必要になるというデメリットも頭に入れておきましょう。
IP無線機
IP無線機とは、携帯電話の回線を使って通信を行うトランシーバーのことです。
そのため通信距離に制限がなく、携帯電話の電波が入るエリアであれば全国どこでも通信できるのがメリット。
またIP無線機は音声をパケットデータに変換して送受信するという仕組みになっており、災害時でも比較的安定した通信が可能です。
暗号化による通信で情報漏えいの心配もなく、個人間はもちろん企業での防災対策にもおすすめのトランシーバーです。
ただしIP無線機は通信量を消費するため、月々の通信料金がかかります。
アンテナ設置が必要な業務用無線機と比較すれば安いですが、無料ではない点に注意しましょう。
複数台の無線機を導入することで価格が割安になるメーカーもあるので、IP無線機を購入・レンタルする際は複数社で比較することをおすすめします。
防災対策に使えるおすすめアプリ「スカイトランシーバー」
最近は従来の無線機の他に、無線機の機能をスマホで再現できるトランシーバーアプリが登場しています。
トランシーバーアプリを活用すれば、無線機を購入・レンタルする必要がなく、手持ちのスマホをそのまま無線機として使うことが可能。
スマホのバッテリーを消費するため充電の備えが必要ですが、コストパフォーマンスや機能面の高さから注目を集めています。
最後に、防災対策にも最適のIPトランシーバーアプリ「スカイトランシーバー」について紹介していきます。
免許不要!スカイトランシーバーの機能
スカイトランシーバーはスマホアプリなので、免許不要で誰でも利用することが可能。
スカイトランシーバーの主な機能は以下の通りです。
- 音声機能(1対1・1対多数)
- グループ管理機能
- テキストチャット機能
- 録音・再生機能
- 発信者位置情報管理機能
従来の無線機と同様に1対多数での音声発信ができる他、テキストチャットや位置情報管理などスマホアプリならではの機能も搭載。
IP方式のアプリなので通信距離に制限がなく、遠方に住む家族との連絡手段としてもおすすめ。
災害時の安否確認や家族の避難位置をチェックする際に大変役立ちます。
導入コスト
スカイトランシーバーは月額課金制のアプリで、1ユーザーにつき1,100円(税込み)が必要です。
機器の購入費用や解約時の違約金などがかからないため、低予算で高機能な防災対策を導入することができます。
またスカイトランシーバーに対応したBluetooth方式のヘッドセットやマイクなども提供されています。
ハンズフリー化することもできるため、普段使いのインカム代わりとしてもおすすめです。
14日間の無料体験も実施されているので、お試し利用をしてから導入可否を決められるのもポイント。
防災対策用のツール導入をお考えの方は、ぜひスカイトランシーバーの利用を検討してみてくださいね。
まとめ
- 大規模災害の多い日本では、個人・企業ともに適切な防災対策を行うことが重要
- 防災用のコミュニケーションツールにはIP無線機がおすすめ
- 最近はスマホで使える無線アプリも登場し、より手軽で便利な防災対策が可能になっている
防災対策を行う際は、利用範囲や想定される被害を踏まえ、適したツールを導入することが大切です。
災害が発生してから慌てることのないよう、早期の防災対策をおすすめします。
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