災害時の連絡手段には何がある?安否確認におすすめのツール紹介

安否確認に使える連絡用アプリにおすすめなのは

災害時の連絡手段には何がある?安否確認におすすめのツール紹介

地震や台風といった災害が多い日本では、日頃から災害時の対策を考えて生活する必要があります。

避難場所の確認や備蓄の在庫管理、そして災害時に家族とはぐれた場合の連絡手段などを事前に取り決めておくと良いでしょう。

ここでは、災害時に利用できる連絡手段と注意点、あらかじめ使い方を覚えておいた方が良いサービスについて解説しています。

企業内の連絡手段としておすすめの無線アプリの特徴なども紹介しているので、BCP対策の強化をお考えの方もぜひ参考にしてみてくださいね。

災害時に利用できる連絡手段とは

災害時や緊急時、真っ先に気になるのは家族や恋人、友人の安否情報ではないでしょうか。

特に学校や仕事の関係で遠方にいる場合など、直接安否を確認できないケースでは連絡手段の選択が重要となります。

まずは、災害時に利用できる連絡手段の種類と、携帯電話を利用する際の注意点について詳しく見ていきましょう。

通話アプリ・SNS

近年は携帯電話よりもスマホを所有している方の割合が増え、その所有率は80%を超えるとされています。

スマホには無料の通話アプリや各種SNSのアプリがあらかじめ入っていることも多く、以前より気軽にコミュニケーションを楽しめるようになりました。

これらのアプリはインターネット回線を利用しており、電話回線と比較して通信がスムーズなため災害時の連絡手段としても活用できます。

災害時の連絡手段に通話アプリやSNSを使う場合は、あらかじめグループを登録したりお互いをフォローしたりしておくと良いでしょう。

無線機による通信

企業や団体に所属しているスタッフ間での連絡手段としては、無線機の活用もおすすめです。

無線機には同報機能(1対多数への音声発信)が搭載されており、全スタッフへ一度に指示連絡を出すことができます。

ただし無線機の種類によっては通信距離が限られている場合があるため、利用目的に応じた無線機を用意する必要があります。

また最近はスマホで無線機の機能を再現できるアプリも登場しており、導入コストが安いことなどからこちらの利用もおすすめです。

被災地への電話は避けた方が良い

災害時はスマホや携帯電話の通話機能を使って連絡を試みる方も多いですが、この方法はおすすめしません。

災害の発生した地域に電話が集中することで、電話回線が混雑してしまうからです。

回線が混雑すると救助連絡などの緊急を要する電話も繋がりにくくなるため、災害発生直後の電話連絡はなるべく避けましょう。

またSMSなどのメールも同じく、大量の送受信が発生することで回線が混雑しやすくなります。

災害時は現地での連絡が優先されるように配慮し、通信量の少ないアプリなどを使って安否確認を行うように意識しましょう。

災害時に備えて覚えておきたいサービス

災害時は家族の安否確認を急ぎたいところですが、まずは自分自身がしっかり避難し、無事を報告できるようにすることが大切です。

続いて、今のうちから知っておきたい便利なサービスを紹介していきます。

緊急情報を速報で知らせてくれるアプリ

スマホで使えるアプリの中には、緊急地震速報や豪雨予報などを通知してくれる防災用アプリがあります。

複数地点を登録できるものもあるため、家族と離れて生活している場合は、自分自身の居住地と家族の居住地を設定しておくと良いでしょう。

多くの防災アプリでは災害に関連する情報だけでなく、ニュースや天気予報などもチェックできるようになっており、日常使いのアプリとしてもおすすめです。

災害用伝言板・災害伝言ダイヤル(171)

大手の通信事業者(携帯キャリア)では、災害時に利用できる災害用伝言板アプリが用意されています。

また格安スマホ・ガラケー向けの災害用伝言ダイヤルやWEBサービスもあるため、キャリアスマホ以外を使っている方も利用可能。

災害用伝言板の使い方や設定方法はキャリアによって異なるため、事前に各キャリアのWEBサイトなどで確認しておきましょう。

これらのサービスは災害時でも比較的接続が安定しているため、災害時の連絡手段として適しています。

避難所ガイドサービス

全国の避難所をチェックできるアプリの活用もおすすめです。

各自治体が設定した避難所の確認や現在地からのルート案内などを行ってくれるため、避難所が分からない場合でも安心。

オフラインで利用できるアプリもあり、インターネット接続が不安定な場所でも避難所の確認が行えます。

企業内の連絡手段には無線アプリが便利

企業・団体内での連絡手段としては無線機や無線アプリの利用がおすすめです。

中でも無線アプリは、現在利用しているスマホをそのまま無線機化することができるため、導入コストが低く使い方も簡単です。

最後に、企業が行うべき災害時の対策と無線アプリの活用について詳しく見ていきましょう。

企業が考えるべき災害対策

自然災害やテロ攻撃などの緊急事態が発生した際に、早期復旧・事業継続を行うための方法や手順を決めておくことをBCP(事業継続計画)といいます。

緊急時に適切な対処ができるかどうかによって、その後の評価や信頼度が変わるため、きちんとBCPを策定・運用することが大切です。

無線アプリが役立つ理由

災害時の連絡手段を取り決めることも重要なBCP対策の1つです。

同報機能のある無線機なら、社内に取り残されているスタッフの安否確認や避難指示などを一括で行うことができます。

またテキストチャットや位置情報の確認ができる無線アプリを利用すれば、よりスムーズに安否確認が進められます。

これらの機能が搭載されたおすすめの無線アプリが、NECネッツエスアイが提供している「スカイトランシーバー」です。

スカイトランシーバーはIP接続を行うため、距離に制限がなく災害時でも比較的繋がりやすいアプリです。

災害時の連絡手段としてはもちろん、普段使いのコミュニケーションツールとしてもおすすめ。

企業内での連絡手段が定められていない場合は、ぜひ無線アプリの導入を検討してみてくださいね。

まとめ

  • 個人間での連絡手段には通話アプリやSNSの利用がおすすめ
  • 災害時に使える伝言板や避難所ガイドのサービスを覚えておくと便利
  • 無線アプリは企業のBCP対策としても有効

災害時はどのように行動すれば良いか分からず、パニックになってしまう方も少なくありません。

あらかじめ家族間や会社内で連絡手段を決めておき、少しでも落ち着いて行動できるように準備しておきましょう。

※記載されている会社名、サービス名、商品名は、各社の商標または登録商標です。

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